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オリジナル高速バス

冷戦関係にあった生協と地元商店街が手を結んだのは共通のライバルが登場したため。
二○○○年の大規模小売店舗法の廃止で、大型店の出店が加速。 豊田市周辺でも、購買力のあるトヨタ社員らをあてに大型商業施設が次々と誕生した。

映画館など娯楽施設を備え、客が郊外へと流れ出した。 「市内に活気を取り戻そう」。
鈴木の呼びかけに生協も応じた。 自前の駐車場を持たない店構えは、それまでの戦略とは一線を画していた。
だが生協も九○年以降、売り上げ規模が六百億円台で推移するなど伸び悩んでいた。 生協が出る一年前には、そごう跡地に大手百貨店の松坂屋も出店。
市によると、駅前の通行量はここ三年ほどで戟搭゚くも増えたという。 トヨタの成長とともに、地域の台所といえるまでになった生協。
この先十年を見通した目標は「厳しい競争に打ち勝つ企業体制の構築」でもある。 「まるで名古屋財界の新たな勢力図を示しているようだ」。
帰省客でごった返すJR名古屋駅前。 地元の財界団体幹部は、二○○六年十月の完成に向け全容を現した中部一高い超高層ビル「ミッドランドスクェア」(ニ百四十七メートル)を見上げながら、こうつぶやいた。
その西側の摩天楼は、七年前の一九九九年に完成したJR東海のツインタワー「JRセントラルタワーズ」(二百四十五メートル)。 名古屋の玄関口で高くそびえるニつのビルは、名古屋財界で存在感を増すトヨタ自動車とJR東海の姿とダブる。
ミッドーランドスクエァはトヨタと系列の東和不動産、毎日新聞社が旧豊田・旧毎日ビルの跡地に計画した再開発ビル。 四十七階建てのオフィス棟で働くビジネスマン約六千人のうち、トヨタ社員は東京から移転する海外営業部門を含めて約三千人と、ほぼ半分を占める。
財界幹部はトヨタの「名古屋重視の表れ」と断言する。 保守的・閉鎖的とされた名古屋財界で、愛知県三河地方に本拠を置くトヨタや八七年の唆開国鉄分割・民営化で誕生したTJR東海は新参者だった。

↑せそれまで財界の中核を担ったのは名古屋鉄道、中部電力、旧東海銀行(現三菱東京UFTJ銀蛾行)、松坂屋、東邦ガスの五社で、地域独占の名門企業ばかり。 東京や大阪に比べ、大企業錦が少ない名古屋圏で、五社が財界ポストを分け合う構図は鎌倉時代中期以降、摂政・関白龍を独占した公家の五家になぞらえ、五摂家、とも呼ばれた。

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